↑描いていただいた。可愛い。
ウメキと申します。
みんなもうレギュHのことしか考えてないと思うし結果も中途半端ですが構築記事を残します。だって記事書くの好きだし。それでいいじゃないか。
目次
1.構築経緯
2.個体解説
3.選出パターンと戦い方
4.重いポケモン
5.結果と感想
1.構築経緯
今月はかなり迷走して5通りの禁伝と10通り以上の構築を試した。その過程で「どくびし+ラウドボーンのみがまも耐久」という動きで
・コライドン構築の半数に勝ちに行ける
・ミライドン構築のハッサム、アーマーガア入にも有利に動ける
・他、毒みがまもの隙さえあれば強力
ということでラウドボーンを採用確定とし、これを組み込む構築を考え始めた。
どくびし戦法ならムゲンダイナを筆頭にテラパゴス、ルナアーラなどが相性良さめに感じるが毒を入れる前提で立ち回るタイプの禁伝だとどくびしを展開できなかったり回収されてしまったりすると大幅にプランが崩れてしまうと思った。
そこで、どくを入れて戦うというよりはどくタイプを起点にして行くことができるという方向性でどくびしと相性がよく、どくタイプを選出してどくびしを回収することにリスクを付けられる日蝕ネクロズマを採用した。
どくびし撒きとしてはレッドカードキラフロルを試運転していたところ、レッドカードというアイテムの強さとキラフロルとの相性の良さに魅力を感じ、襷パオジアンやブーストカミに対する引き先になってアイテムを腐せる動きが優秀だったためキラフロルを採用。
ここまで、軸が黒バドに弱すぎるため対策を考え初めはアローラベトベトンを採用していたが、相手もウーラオスやキョジオーンといった引き先を用意しており無理のあるサイクルになりがちだった。そこでスカーフメタモンを採用することで強引に勝率を上げることにした。
当然、上位の黒バド使いがメタモン1匹で壊滅するわけが無い。考えられる相手側の対策として最もシンプルなのはディンルーで受けに来ることだと考えた。そして本構築に刺さっており黒バドと大抵同居している水ウーラオスも同時に出てくると考え
黒バド+ディンルー+水ウーラ という並びになりがちなのでは?と思いこれに勝つプランを考えた。
そこで、サイコファングを覚えたパオジアンを組み込むことで黒バドとディンルーに圧をかけつつ裏から水ウーラを呼び、サイコファングで突破する動きが出来ないかと考え採用した。流行していた壁+黒バド炎ポンのメタになるのも強い。
このパオジアンがいたところで水ウーラが重いことに変わりは無く、加えて地面技も驚異的な一貫をしているため双方を解決するゴツメカイリューを採用。
対黒バドには襷パオ+ゴツメカイリュー+スカーフメタモンという基本選出になり、想定していた黒馬ディンルーウーラオスという選出そのままという試合は勿論少なかったが各々パワーがあるためアドリブ(と怯み)で勝ちを拾えた。
以上6体で構築が完成した。
3.個体解説
ネクロズマ(日食) @ おんみつマント
テラスタイプ: じめん
特性: プリズムアーマー
性格: ようき
195(180)-190(100)-147-119-129-138(228)
フォトンゲイザー / じしん / つきのひかり / りゅうのまい
○調整意図 S…龍の舞1回で135族抜き、AB…特になし
積みエースのライオン。
耐久、積み、特性貫通、毒無効などやれる事の幅は非常に広いが色々なことに手を伸ばしすぎてどれも中途半端になってしまっているポケモン。ただ、一撃で倒されることがなかなかないので積みを成立させやすく、積みを成立させると特性貫通とどくびし+つきのひかりによって器用に立ち回って相手を倒していける。
流行中のキョジオーンにボコボコにされたためおんみつマントを持たせている。これによって対キョジオーンへの勝率が3割程度から7割程度になった。てっぺきボディプレス型や後攻みがまも型にはおんみつマント込でも勝てないことは最初からわかってはいたが、7割勝てただけでよくやってたと思う。
汎用性を維持しつつ黒バドに抗える型を考えるのが難しすぎたため黒バドには選出しづらい型となっている。
ラウドボーン @ たべのこし
テラスタイプ: はがね
特性: てんねん
性格: わんぱく
211(252)-95-167(252)-117-96(4)-86
フレアソング / みがわり / まもる / なまける
○調整意図 HBぶっぱ残りD
構築経緯にある通り、毒を撒いてみがまもする。これの何が偉いかと言うとコライドン対面でみがわりから入り、相手がイーユイやハバタクカミに引いた場合でも後攻でみがまもを繰り返すだけでみがわりを残して突破出来るのでこちらは交代する必要が無い。同じことをハッサムやアーマーガア入のミライドン構築にもやっていた。時間稼ぎ性能が高いのでTODを狙いに行きやすい。
元々、暁ガチグマのハイパーボイス相手でもみがまもを続行させたいという意味で鋼テラスタルを採用したが、毒を無効化することでグライオンメタとして一応は機能していたり、ムゲンダイナ相手にTODに持ち込めたりとそちらの意味で切った試合の方が多かった。
キラフロル @ レッドカード
テラスタイプ: ひこう
特性: どくげしょう
性格: ずぶとい
190(252)-67-133(84)-150-123(172)-106
マッドショット / キラースピン / こらえる / どくびし
○調整意図 H…ぶっぱ D…ミライドンの特化イナズマドライブ確定耐え B…残り
この構築において非常に重要などく吐き。どくびし習得ポケモンなら他にもいくらでも居るが、当たり屋として投げるだけでどくびしを撒き散らしたりブーストエナジーが腐ったりと優秀なのでレッドカードキラフロルを採用した。
ミライドンの特化イナズマドライブ耐え調整をし、メガネ禁止ッ!!!と叫びながら初手投げしていた。
パオジアン @ きあいのタスキ
テラスタイプ: ステラ
特性: わざわいのつるぎ
性格: いじっぱり
155-189(252)-101(4)-99-85-187(252)
つららおとし / ふいうち / せいなるつるぎ / サイコファング
○調整意図 意地AS特化残りB
日ネクを黒バドに投げない以上選出のパワーが落ちてしまうため、パワー系のポケモンを突っ込んだ。黒バド構築ではだいたい水ウーラがいるため、パオジアンに後投げされることを想定してサイコファングを採用。ついでに壁メタにもなる。
ミラーで引きたくもないしブリジュラスも重い寄りだったためせいなるつるぎを採用した。
ふいうち下手すぎてほとんど当てられなかったしつぶての方が良かった説はある。
テラスタイプ: ノーマル
特性: マルチスケイル
性格: いじっぱり
197(244)-204(252)-115-108-120-102(12)
しんそく / じしん / はねやすめ / アンコール
○調整意図 H…奇数の最大 A…意地特化 S…残り
上記をご覧の通り水ウーラと地面タイプ重すぎなのでゴツメカイリューで一気に解決。やはり型が完成されているので選出しやすい。ノマテラで黒バドにも抗える方なので重宝した。
テラスタイプ: フェアリー
特性: かわりもの
性格: すなお
155(252)-68-68-68-68-68
へんしん
○調整意図 H振り それ以外も振る利点があったと思うが別にいいやと思い無振り
黒バド用。こいついるだけで黒バドに対して5分の勝負ができてしまうバグポケモン。炎オーガポンでコピーさせないという対策が一般的になったがそちらはラウドボーンで見れるため選出択に持ち込める。
黒バド構築はゴーストの一貫は切っていてもフェアリーはかなり一貫しているように見えたため、ドレインキッスやフェアリーテラバーストをパクるためのフェアリーテラスタル。
5.選出パターンと戦い方
・対コライドン軸
キラフロル+ラウドボーン+日ネクorカイリュー
どくびしを撒き散らしてラウドボーンで居座り続ける戦い方が基本。コライドン構築はどくびしの通りが非常に良いのでかなり決まりやすい。暁ガチグマを日ネクやカイリューでうまくいなせるかが重要。
・対ミライドン軸
キラフロル+日ネク+誰か
フロルでどくを撒き散らしたら地面ネクロで積んでいく。ハッサム、アーマーガア、オオニューラがいる場合はラウドボーンでみがわりをのこすチャンスなので選出したりする。
・対黒馬バドレックス軸
(壁構築にはキロフロルやラウドボーンも出す。キョジオーンを見たら日ネクを出したりもする。)
日ネクを出しづらい。パオジアンで初手暴れてウーラオスはカイリューで受けてメタモンを通す。どの構築にも入れそうなメンツで黒バドをある程度対処出来ていたので次の禁伝環境における対黒バドの動きを考えやすくなった。
・対白馬バドレックス軸
キラフロル+ラウドボーン+日ネクorカイリュー
毒撒いて耐久。連ウーが居たらカイリュー出す。
・対ルナアーラ軸
パオジアン、日ネク、キラフロル、カイリューから三体
パオジアンチラつかせてテラスタルしてもらい日ネクを通したい。
・対カイオーガ軸
カイオーガほぼ切っているため噛み合いで何とかする。メタモンでカイオーガコピーして1ターン目からテラスじゃんけんになる。
・対ザシアン軸
本当にその時の気分次第
ラウドボーンとメタモン、オマケに日ネクまで見せているともはやザシアンが出てこないことの方が多く、そのため何を選出されるかよくわからないのが逆に難しい。
・対ムゲンダイナ軸
日ネク+誰でも
日ネクがそもそもムゲンダイナにめちゃくちゃ強いので、ほか2体は取り巻きを見て考える。
・対テラパゴス軸
キラフロル+日ネク+カイリューorラウドボーン
メガネじゃ無ければ実はHBラウドボーンでPP枯らす展開に出来たりするので意外とワニが刺さったりする。向こう視点日ネクはすごい嫌だと思う。
・対ホウオウ軸
日ネク+ラウドボーン+誰か
ほとんど当たってないため戦い方がよく分かってないがおんみつマントなので戦いやすい部類だと思われる。
4.重いポケモン
・黒バド
禁伝を選出できず、その時点で日ネクで見てるタイプのポケモンと同居されるとキツい。メタモンがずるすぎて意外と勝ってた。
初手メタモンでしおふきとか押してるくらい無理。勝った試合もあるけどこんなんで負けた相手の方すみません。
・アーマーガア
ラウドボーンで何とか頑張って倒すしかないので厳しい。
HP総量不利を挽回できるのがラウドボーンのみなのでやはり厳しい。
5.結果と感想
TNガジガジムシ 最終129位 レート2025
TNウメキは9000位くらいで眠っています。
・感想
正直、日ネクはキョジオーンとグライオンが嫌すぎて「最終日は当たらないことで対策とする!w」とかふざけたことを考えていましたが案外おんみつマントで塩を起点に勝てたし、グライも結構ラウドボーンが頑張っていたので重いなりに戦えていて良かったと思います。
それと黒バドに対して基本一般枠で殴りあってこれも結構勝ててたので、禁伝枠が黒バド重めでも何とかなるもんだな思いました。
この辺の学びは次の禁伝シーズンにも活きると思うので覚えておこうと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
終。